夕暮れタスク

俳句は日常

額の花

今週はようやく梅雨らしいお天気になりそうです。

といっても、梅雨が好きなわけではないんですけど・・・。(どちらかというと嫌い。)

そんな梅雨のうっとおしい気分を少しでも上げたいので、ブログのデザインを変えてみました。

季節に合わせて紫陽花の写真などをタイトルバーに載せて。

そこで本日の一句

雨の闇きらりと光る額の花

 季語は「額の花」です。歳時記でこの季語を目にした時はいったい何の花?と思ったのですが、簡単に言えば紫陽花の種類のひとつなのですね。

紫陽花にもいろんな品種がありますが、「額の花」は、いわゆるガクアジサイ

のことです。

http://sizen-tenpaku.com/topikkusu/ajisai/

皆さんも、ガクアジサイの花びらに見える部分が、萼(ガク)の変化したものであることはご存知のことと思います。それでガクアジサイというのかと思ったら、花の周りの装飾花の部分(花びらにみえる)が額縁に見えることから額アジサイというのだそうです。一般に見られる手まり状のアジサイは、このガクアジサイ(原種)を改良したもので、花すべてが装飾花となったものです。

 

丸い形になるアジサイと違って少し地味目な感じの花ですが、私はどちらかというとこっちの品種の方が好みです。

紫陽花よりも渋い感じがして、こちらで一句作ってみたいなと思いました。

花と雨というのは、普通はあまり相性の良い組み合わせではないと思うのですが、紫陽花の場合は別ですね。むしろ雨に映える花です。

額の花の姿は星のようにも見えて、闇の中できらりと光る美しさ。

みたいなことを言いたかったのですが、もうちょっとかな。

 

それから、最後にお知らせです。

このたび俳句を投稿する際のペンネーム、いわゆる俳号を変更しました。

これまではここのニックネームでもある「かじけ猫」でしたが、

今後は「結矢(ゆや)ゆよん」になります。

俳句ポスト365では、同じような俳号での混乱を避ける意味でも姓・名の俳号を推奨されていましたので私もそれに倣って名前を考えてみました。

この俳号の由来は、ピンと来る方は来ると思うのですが、中原中也の詩からです。

”ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

でございます。(笑) 

中原中也「サーカス」

 

 中也の感覚と俳句は結びつかないようにも思えるのですが、尊敬する詩人の代表作の印象的なフレーズを使わせていただくこととします。

 

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芒種

梅雨入りしてしまいましたが、今日は晴れていて暑い日となっています。

さて、恒例の(笑)俳句ポストの結果披露。誰も期待してないけども。

今回のお題は「芒種」ぼうしゅと読みます。

私も始めてこの言葉を知りました。

以下、引用。

芒種(二十四節気)〜日本の行事・暦

6月6日頃(2017年は6月5日)。
および夏至までの期間。
太陽黄径75度。
小満から数えて15日目頃。

芒(のぎ)のある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種をまく季節ということから、芒種と言われています(実際の種まきは、これよりも早い時季に行います)。

梅の実が青から黄色に変わり、百舌が鳴き始めます。かまきりや蛍が現れ始める頃でもあります。

次第に梅雨めいて、五月雨(さみだれ)の季節に入ります。

 

あ~、難しい。全くイメージ沸かない。

どうやってこんな季語使うんだ。

自分なりに描いたイメージとして。

・祭り

・神秘的なもの

・湿っぽい季節

・田んぼ

こんな感じ。

 

そして作ってみたのが以下のような句

 

  1.  微弱な電波受信してゐる芒種なり(何か妙な電波が飛んでる気がする)
  2. 水田に記号並びし芒種かな(田植えしたばかりの苗は記号みたいじゃないか)
  3. シリカゲル呟いている芒種かな(え~と。。。とりあえず乾燥剤欲しい)
  4. ずぶずぶと素足めり込む芒種かな(田植えするのに田んぼに入ったら・・・)
  5. 四分音符芒種の夜を飛び回り (あ~、なんか夜の水田で何か飛び回ってるよ)
 

とまあ、なんか不思議な感じの句ばかりになってしまいました。

今回はその中で一句だけ「並」選に。

堕天使のひゃらりと踊る芒種かな

これもねえ・・・ファンタジー系ですね。(笑)

なんとなくね、「ぼうしゅ」という読みの音から、ピナ・バウシュを連想したりしたのですよ。そこで踊りに持って行ってみましたが、もう一捻り欲しかったかな。

かろうじてこれだけ並にしてもらえましたが、まあどれも似たり寄ったりの出来ということでしょう。

また次がんばろうっと。

 

ところで、最近ぽつぽつと☆や読書登録していただけることがあって、

本当にありがたいです。

これからも細々やっていきますのでよろしくお願いします。

 

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「青芝」結果

まつやま俳句ポスト、兼題「青芝」の結果が出ました。

 今回は全部で四句投稿しました。

  • 青芝やすべるねころぶ空を見る
  • 青芝を行く無重力の足取りで
  • 青芝にぽつり真白きスニーカー
  • 青芝の青あと少し生きてみる
で、なんと一句が「人」選に!!

青芝の青あと少し生きてみる

青芝の結果発表|俳句ポスト365

なんとか「並」から第2段階の「人」に。

これは嬉しい。

 

 

締め切り時に書いた記事がこちらですが、 

youtsuru.hatenablog.com

 

 この頃、ちょっと絶望感すら味わうような出来事がありまして。

それは今もじわじわと進行中なのですが、それでもまあまだ死ぬようなことでもないやという境地に落ち着いているような状態です。

青芝の「青」を見た時、「まだ生きていられるかもね。」と感じるのではないか。

そんな思いで作ったこの句。

俳句ってやっぱり小手先では作れないんだよなあと実感した次第です。

 

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夏の夕

このところめっきり気温が上がって、初夏を感じる暇もなく夏本番なのか?などと恐れおののいている私です。ええ。それほど夏が嫌なの。(笑)

多分猫たちも夏はあまり好きではないと思うのです。

 でも夏の夕方、猫たちはこぞって姿を見せます。

私がいつも近所で見かける猫たちも、昨日の夕方通りかかった時はみんないました。

猫を見たければ夏の夕方から夜にかけて出かけるのが良いです。

 

で、作ったのがこの一句。

猫集う路地となりけり夏の夕

季語は「夏の夕」

 

夏の夕暮れ時を指すが、夏の日は長く、夏至前後には午後7時を過ぎても暮れ残る。人々が涼を求める頃である。

 

わたしの俳句歳時記 - www.mysai.net - より

 

猫を自宅で飼えない私は、もっぱら近所の猫さんたちを通りすがりに眺めては癒されているのですが、文字通り「猫通り」とも呼べるような通りがありまして、そこをわざわざ回り道して通ったりするんです。

昨日の夕はそこでいつも見る猫さんたちに会えました。

中でも嬉しかったのは、道路拡張のために立ち退きにあったお店の看板猫だった子に会えたこと。

この子はお店の人からえさをもらっていたようですが、飼われているわけではなかった様子で、店が取り壊されてから姿を見なかったのでどうしているのか心配していたのです。

地域猫の逞しさに安堵すると同時に、生きて行く厳しさを思うと切なくなったりもする夏の夕でございました。

 

 

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「薄暑」結果

今週は俳句ポストの兼題「薄暑」の結果発表がありました。

締め切りに伴い書いた記事

 

youtsuru.hatenablog.com

 前回「菜の花」では、並に1句という結果に嬉々としていたわけですが、

今回は・・・。

 

またまた並に1句であります。

(懲りずにスクショ貼るよ。)

f:id:youtsuru:20170512144919p:plain

 

飼い猫の付かず離れず薄暑来る

また猫を題材にさせていただきました。

猫飼っていないのにほんとすいません。

 

没になったもう一句は

麻のシャツ皺の思惑知る薄暑

これはですね、投稿した後に「やっちまったな。」と思ったのは、

「麻」というのが夏の季語なんですよ。

なので季語が二つ入っている、いわゆる「季重なり」ということになるんではと。

 

やはりぎりぎりの一夜漬けみたいなのはあかん。

 

「天」とか「地」とかのみなさんの句はすごい。

そして自分の語彙のなさが情けない。

 

けれども、奇をてらった表現を一生懸命探すってのもなんかなあって思うんですよ。

できるだけ普通の言葉ではっとする表現ができないものかと、このごろは思っています。

先日のリアル句会でも、自分ではそんな力入れて作ったつもりのない句が褒められた・・・。

なんだろうなあこの現象はと考えるのであります。

やっぱ日常を詠むってことなんだろうな。

最近は代わり映えのしない日々を送っているので、その辺が生きた句を作れない要因かもしれません。

 

 

 

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